結婚式での挨拶や言葉遣い

結婚式や披露宴の招待を受けた時、気になるのがマナーです。
友達と遊んだり、ビジネスでの付き合いとは異なり、結婚式や披露宴で会う人は、年代の違う人ばかり。
若い人なら、「若いのにしっかりしてるわね。」と思われる行動をとりたいですよね。

礼儀作法もそうですが、一番気をつけたいのが言葉使いです。
言葉遣いを知らないから黙っておこうでは、せっかくのお祝いの場を楽しむこともできません。
正しい日本語と、お祝いに相応しい言葉を選んで、大人の態度で挑みましょう。

招待状での言葉遣い

招待状での言葉のマナーは、話言葉ではなく文字として残ります。
「たかが返信で…。」と思いそうですが、キチンとできていれば好印象♪
基本を知っておきましょう。

  1. 表書きの「行」は「様」に
  2. 裏書きの「御出席」「御欠席」は、「出席」または「欠席」のみに○をし、○以外の文字は2本線で消す
  3. 「御住所」「御芳名」の「御」「御芳」は2本線で消す

2本線の正しい使い方

1文字消す時は斜線、2文字以上消す時は2本平行線。「行」の場合のみ、上から「寿」で消すことも可能。

受付での挨拶

「本日はおめでとうございます。」と手短に挨拶をします。
受付を頼まれた時は、招待客からのお祝いの挨拶に「ありがとうございます。」と身内の立場で接します。

乾杯、スピーチや余興で

乾杯では「僭越ですが…」と自分が選ばれたことを謙虚な気持ちで示します。スピーチや余興では、稚拙でも気持ちのこもった言葉で話すように心がけましょう。

スピーチの基本的な構成

  1. 祝福の言葉(堅苦しい祝福より、親しみのある表現の方が祝福する気持ちがストレートに伝わります。)
  2. 自己紹介(自分と新郎、または新婦との関係を簡単の説明します。自分のことや勤務先の自慢をしないように心がけましょう。)
  3. 新郎新婦の人柄やエピソードの紹介(「まじめ」「やさしい」といった抽象的な表現では聞く人の心に響きません。友人なら自分だけが知っているような意外な一面や愛すべき人間性を、職場の同僚なら仕事ぶりや将来性をユーモアを交えて紹介すると場が盛り上がります。)
  4. はなむけの言葉(上司や先輩は、自分の人生体験を交えて、二人の心の支えになるような激励の言葉を、友人や同僚は、どんな夫婦になって欲しいかを若々しい言葉で表現しましょう。)
  5. 結びの言葉(幸せを祈る言葉を述べて締めくくります。)

司会者として

披露宴での司会者の言葉遣いは、新郎新婦側に立ち、代弁する場合は「謙譲語」、招待客に対しては「尊敬語」を使います。

基本語 尊敬語 謙譲語
言う おっしゃいます 申し上げます
聞く お聞きになります うかがいます、拝聴します、承ります
見る ご覧になります 拝見します、見せて頂きます
見せる お見せになります お見せします、お目にかけます
行く いらっしゃいます まいります、うかがいます
訪ねる いらっしゃいます お邪魔いたします、うかがいます
帰る お帰りになります 失礼します
する なさいます いたします
読む お読みになります 読ませていただきます、拝読します
会う お会いになります お目にかかります、お会いします
持っていく お持ちになります 持参します、お持ちいたします
借りる 借りられます 拝借します、お借りいたします
食べる 召し上がります いただきます、頂戴します
思う 思われます 存じます、拝察いたします
いる いらっしゃいます おります

※尊敬語:相手を持ち上げる言い方
※謙譲語:相手の位置はそのままで自分がへりくだる言い方

使ってはいけない言葉

不吉な事象を連想させたり、再婚を連想させる言葉は、披露宴のスピーチなどで使ってはいけない忌み言葉です。

再婚を連想させる言葉

再び、再々、またまた、重ね重ね、返す返す、再三、次々、など。

別離や不幸をイメージさせる言葉

切る、散る、破る、別れる、離れる、戻る、出る、果てる、冷める、終わる、飽きる、去る、嫌う、失う、病む、死ぬ、滅びる、倒れる、など。